『ラヴ・レターズ　（LOVE　LETTERS）』とは？

　　　『ラヴ・レターズ』は、アメリカの劇作家、A・R・ガーニーが発表した、ある男女の約５０年に渡る手紙のやり取りを読み上げる朗読劇。
　　　ガーニーによると、「どこでも、装置なしでも、短い稽古期間で上演できる」朗読劇である。
　　　１９８８年、コネチカット州ニューヘイブンのロング・ウォーフ・シアターで初演、翌年にはブロードウェイでも上演される。
　　　日本では１９９０年に初演され、以後、毎年のように、東京・渋谷のパルコ劇場で様々な顔合わせによる上演が行われている。

　　　今回、鴨川左岸では、ガーニーの意図により忠実なオリジナル版（プレ公演）と、２００５年現在の視点から『ラヴ・レターズ』という戯曲を
　　　見直した新演出版（本公演）での上演を行う。
 

　　　　　　　A・R・ガーニー

　　　　　　　　　ニューヨーク州バッファロー生まれ。劇作家。主な作品に、『ダイニング・ルーム』、『パーフェクト・パーティー』、『結婚の情景』、
　　　　　　　　　『ゴールデン・エイジ』などがある。元・マサチューセッツ工科大学講師。